大洲寮 日時計 カープ誕生物語

5年前に塗画を担当させて頂いたカープ大洲寮の壁面に描かれた日時計は、8月6日の午前8時15分になると、鳩が咥えたオリーブと、ノモンと呼ばれるポールの影が重なる様に設計されています。
戦後から時が経っても、この出来事を次世代に伝えて行くという想いでつくられました。

そしてカープ誕生物語の外構。
ここに咲くカンナの花は、【被爆して75年は草木も生えないだろうと言われた広島にその年の秋に咲いた事で人々に生きる勇気と希望を与えた】事から、復興して行く広島の背景と併せて再現しています。

この仕事に携わりながら、今、平穏に暮らしている事の有難さと、後世に伝えて行くべき事の意味深さを感じます。